プログラム内容

子どもたちが社会にでるため・生きるために必要な力を身につけるための基礎基本となる「健康の保持」「心理的な安定」「人間関係の形成」「環境の把握」「身体の動き」「コミュニケーション」は、障がいの「ある・なし」に関わらず、誰もが身につけなければならない力を示しています。これらを踏まえてプログラムの3本柱を考えています。

1NMBP
2スヌーズレン
3遊び・セラピーを取り入れた色々な音楽

この3つのプログラムを主体に子どもが自発的に何かを学ぶ機会を作るために必要なこと(思わずやってみたくなる・興味をひく場面を作ること、マネをしてみたくなる魅力ある見本を示すこと)が大切だと考えます。

内容についての詳細

NMBP
1NMBP
(新しい運動プログラム)

中村特別支援学校で運動プログラムとして行われていますが、それだけではなく日常の学校生活のなかでも個々の状態に合わせて必用な時に必要なことをとり入れています。NMBPはコミュニケーションツールではありますが、NMBPの実践で子どもたちの体の状態がよくなると共に精神的な安定を導き、その結果まわりの人とのコミュニケーションも増え、個別の課題への向上に繋がっています。プログラムとしてNMBPを行うにあたり学校・家庭と情報交換を行い、支援の必要な部分を中心に支援し、工夫を凝らしながら活用することで、子どもたちの活動の幅を広げると共にQOLを高め、将来の生き生きした生活につなげることが出来るのではないかと考えています。また子どもたちやご家族にこのプログラムを理解してもらい継続して行うため、説明会・勉強会などを行い支援していきます。

NMBP
2スヌーズレン

「光・音・匂い・振動・触覚」の五感を優しく刺激するものを室内に効果的に配置し、静かな音楽を流します。心地よい空間を作るための環境を整え、リラックスできる空間で楽しく過ごすことで、生活の質を向上します。心地よい空間は興奮、落ち込み、混乱を持つ心を癒します。普段注意の持続が困難であっても、スヌーズレン空間においては「持続的な多様な活動ができる」ということも期待され、「利用効果をもとめない」ことから子供たちは「ある目的を達成する」というプレッシャーから解放されます。子どもたちの活動のペース、人や物への反応の仕方をありのままに受け止め、子どもたち自身が自分の意志で選択し、自分自身の時間を持ちます。スヌーズレンを行うことで「心身の緊張がとれる」「穏やかになる」「コミュニケーションがとりやすくなる」など自律神経を整えることができます。支援者も共に楽しみ、子どもたちとの時間を共有することで、相互理解を促し互いの関係を深めることができ、支援者にも精神的に「ゆとり」がうまれ、質の高い支援が出来ることにつながります。

NMBP
3音楽療法(あそび)

認知(物事を理解する力)とコミュニケーション(人とかかわる力)は相互に関わりあいながら発達していきますが、自発的な動機に基づく活動の中で高められていくといわれています。そのツールとして音楽を用います。 「音楽を聴く」以外に 「①歌うこと ②楽器を鳴らすこと ③動くこと・ゲームをすること」を行います。

① 歌うこと
発声や発語を促しながら「声でやりとりする楽しさ」を経験します。
② 楽器を鳴らすこと
音を鳴らすのは楽しい=生きることを楽しむことでもあり、音を通して周囲の人への気づきや人への気遣いが育ちます。演奏のルールがわかったり、音の違いに気付きやすくなります。誰かが出した音を聞いてその音に応える、というコミュニケーションを学ぶ機会になります。
③ 動くこと・ゲームをすること
リズミカルな身体運動をすることにより横・前・後ろに動くなどの運動調整や発散とリラックスを促します。手をつなぐことによる触角受容と親密性を体験することや、様々な動作模倣をする力が得られます。